約 30,447 件
https://w.atwiki.jp/cookie_kaisetu/pages/918.html
[部分編集] 概要 あ~るの~とは主に東方ヴォーカルで活動している同人サークルである。 東方ヴォーカルサークルではあるが、東方ヴォーカル以上に「東方M-1ぐらんぷり」を制作しているサークルとして有名。 [部分編集] メンバー らんてぃ 作曲担当。M-1☆では脚本と霖之助を始めとした男性キャラの多くの声優を担当している。 芳葉 作詞担当。M-1☆ではナレーションを担当している。 藤宮ゆき ボーカル担当。M-1☆では藍などのキャラの声優を担当している。また、彼女が歌う曲がEDに使われることも多い。 うっちー ボーカル担当。M-1☆ではこれと言って参加はしていないが彼女が歌う曲がEDに使われることはある。 沌x 厳密にはメンバーではないが、ほとんど専属でM-1☆の映像を担当しており、実質的なメンバーとなっている。
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/1120.html
巨大な湖の畔に、その館は聳え立っていた。 屋根も外壁も真っ赤に塗りたくられた、悪魔の館―――人はそれを<紅魔館>と呼び、畏れた。 その一室では、悪魔達による饗宴(サバト)が繰り広げられていた――― 「セイヤァッ!」 中国風の衣装を纏い、長い赤髪を振り乱し拳を振るう女性。 まるで舞い踊るように美しい体捌きだ。 更に体内で練り上げた<気>をその拳に込め、可憐な両腕を鉄槌と化す。 「―――烈虹真拳!」 彼女は紅魔館の門番にして拳法の達人<華人小娘>紅美鈴(ホン・メイリン)。 人の身では決して到達できない境地に至ったその絶技を指先一つで受け止めたのは、大吸血鬼レミリア。 「くっ…」 「まだまだね。こんなんじゃ準備運動にもならないわ」 「も…申し訳ありません」 「なら、これはどうかしら?」 背後からの声。 「火符―――アグニシャイン!」 襲い掛かる無数の火球。 「続けて木符―――シルフィホルン!」 そして鋼すら切り裂く鎌鼬が群れを成して迫り来る。 それを放ったのは、ゆったりしたローブに身を包んだ病弱そうな少女。紅魔館の地下に存在する大図書館の管理人 にして、レミリアの数少ない友人でもある<動かない大図書館>パチュリー・ノーレッジ。 レミリアは軽く腕を振るい、魔力の風を起こす。たったそれだけの動作で、彼女は大魔術を相殺した。 「ふん、相変わらずビタミンAが足りてないわね」 「あらま…私としては、本気で殺すつもりだったんだけどね」 「甘いわよ、パチェ。灰も残さないつもりで来なさい」 「では、お言葉に甘えて―――咲夜の世界」 ―――ありのまま起こった事を記そう。 気が付けばレミリアの周囲を、優に百を超える銀のナイフが取り囲んでいた。 それは催眠術や超スピードなどというチャチなものでは断じてない。 ナイフを放った張本人である<完全で瀟洒な従者>十六夜咲夜(いざよい・さくや)の恐るべき能力の片鱗だ。 「―――殺人ドール!」 そして全てのナイフが一斉にレミリア目掛けて飛びかかり―――瞬きの間に全て叩き落とされた。 「いいタイミングだったけど、残念ね。そんなナイフじゃ林檎にも刺さらないわよ」 「ふふ…カリスマ溢れるお嬢様も…凛々しいですわぁ~~~~~っ!」 ブブーっと鼻血を噴き出す咲夜さん。結局お嬢様であれば何でもいいらしい。 「でも、お嬢様は急にどうなされたんでしょう?修行なんてらしくもない」 「例のトーナメントがあるからでしょ」 美鈴の疑問に、パチュリーが答えた。 「それでもレミィのガラじゃないとは思うけどね」 「何とでも言いなさい。私はどうしても欲しいのよ、あの方の…賢者イヴの秘宝が」 「へー。でも、それだけじゃなさそうね。誰か、ブチのめしてやりたい相手がいるんじゃなくて?」 「…フン。分かったような口を利かないで」 鼻を鳴らしつつ、レミリアは親指を噛む。 思い出されるのは、屈辱の記憶だ。 「今のままじゃ、サンレッドには勝てないわ…」 あの夜の闘いは、お互いに全力ではなかった。 とはいえ、どちらがより余裕を残していたかといえば、サンレッドの方だろう。 まだ奴は、真の力を見せてはいない。その確信があった。 「外の世界のヒーロー…そんなに強かったのですか?」 「…かなりね。それだけは認めざるをえない。だからこうして、鍛え直してるのよ」 「お嬢様にそこまで言わせるとは…武に生きる者として、是非とも手合わせを望みたいものです」 「やめときなさい、美鈴。貴女じゃ一撃でやられるのがオチよ」 「酷っ!せっかく武人キャラらしく振る舞ったのに!」 「やかましいわ、居眠り門番」 抗議の声を無視して、舌打ちする。 「とはいえ…三人がかりでもこれじゃ、身体も温まらないわね」 「じゃあ、あたしが相手したげよっか?お・ね・え・さ・ま♪」 部屋の壁が、砕け散った。 予備動作もクソもない、それは完全なまでの破壊にして、破滅だった。 究極の破壊を体現してみせたのは、砕けた壁から悠然と部屋に侵入(はい)ってきた幼い少女――― 年の頃はレミリアとそう変わりなく見える。 ブロンドの髪を靡かせたその姿は、よく出来た人形のようだ。 背中にはまるで枯れ木の枝を思わせる不気味な翼。 <悪魔の妹>フランドール・スカーレット。 レミリアの実妹であり、彼女と同等の実力を持つ強大な吸血鬼である。 「い…妹様…!」 咲夜が顔を引き攣らせ、後ずさる。美鈴とパチュリーも同様だ。 「あらぁ?そんなに怖がらなくてもいいじゃない。あたしだって紅魔館のお嬢様なのにぃ。プンプン」 両手の人差し指を立てて、頭にツノを作ってみせる。 可愛らしい仕草だが、咲夜達にとっては猛獣が牙を剥いたようにしか見えない。 レミリアも恐るべき吸血鬼だが、少なくとも力と凶暴性を自制する術は知っている。 知っているというだけだが、ともかく知っている。 だがフランドールは、それを知ろうとすらしない。 何一つ分からぬまま、無邪気な幼子の心のまま、絶大な力を何の遠慮も忌憚もなく振るうのだ。 姉であるレミリアですらそんな妹を持て余し、館の一室に幽閉せざるをえなかった。 そんな事をしても無駄だと知りながら。 フランドールがその気なら、今こうしているように、平然と出てこれるのだから――― だが。 今のレミリアにとっては、彼女が出てきてくれたのは好都合だった。 「いいでしょう、フラン」 レミリア・スカーレットが変質する。 これまではどれだけ派手に闘おうとも、幼い少女としての一面は常にあった。 だが今の彼女を見て、そんな印象を抱く者など皆無だろう。 そこにいるのは傲慢にして偉大な月下の女帝―――レミリア・スカーレット! 「久しぶりに、姉妹水入らずで遊びましょうか」 「うふふ、嬉しいなぁ。楽しいなぁ。お姉様と殺し合いごっこだぁ!」 ―――二対の悪魔の死闘は、一昼夜に及び続いた。 その光景を見ていた紅魔館の面子は揃って口を閉ざし、ただ恐怖だけを顔面に張り付けていたという。 <永遠に紅い幼き月>レミリア・スカーレット。 彼女は幻想郷最大トーナメント準決勝において再びサンレッドと相対し、雌雄を決する事となる。 所変わって、白玉楼。 ―――今にも雨が降りそうな曇天だった。 暗い空の下、白玉楼の庭園で二人の剣士が睨み合う。 <半人半霊>魂魄妖夢。 <銀刀>望月ジロー。 妖夢が手にするのは<楼観剣>と銘打たれた長刀。 妖怪の刀匠によりて鍛え上げられた妖刀。 ジローが手にするのは刀身に銀がコーティングされた無骨な日本刀。 数多の同族の血を吸い、彼の二つ名の由来となった銀刀。 二人は既に半刻に渡って、僅かな身じろぎすらせずに向い合っていた。 互いに正眼に構えた剣もまた、時が止まったように動かない。 はらり、と彼等の間に木の葉が落ちる――― 「参るっ!」 それを合図として、先に動いたのは妖夢だった。一歩で間合いを詰め、一呼吸で九の斬撃を繰り出す。 だがそこに、ジローの姿は既にない。彼は高く跳躍して妖夢の剣をかわし、頭上から銀刀を振り下ろす。 妖夢もそれを読んでいた。素早いバックステップで距離を取り、ジローの剣が空を斬る。 両者が態勢を整えたのは完全に同時。 横薙ぎの一撃を繰り出したのも同時。 キィン―――澄んだ音を響かせて、互いの得物が弾かれて宙を舞い、地に突き立った。 「…ふう。中々どうして、相当の使い手じゃないですか」 楼観剣を地から引き抜き、鞘に収めて、一気に噴き出した汗を拭いながら妖夢はジローを称える。 「おかげでいい鍛錬になりました。ありがとうございます」 「こちらこそ」 ジローも帽子を取り、頭を下げた。 「よき剣士に出会えました。剣に生きる者の端くれとして、喜ばしい限りです」 「もう。そんなにおだててもパンツはあげませんからね!」 「いらん!」 「またまた。<パンツ>と聞いた瞬間、その無愛想な顔がちょっと綻んだのを確かに見ましたよ」 「バ…バカな!私はそのようなハレンチな男では…!」 「ああ、ごめんなさい幽々子様。妖夢はこのゲス男によって汚されてしまいました…」 「違ぁぁぁぁぁうっ!それでも私はやってないっ!」 「ま、冗談はともかく」 妖夢は背筋を伸ばし、ジローを見つめる。 「あなた、本当にトーナメントに出場するつもりですか?」 「…言いたい事は分かります。とても優勝できる腕ではないと言いたいのでしょう?」 「はい。ぶっちゃけるとそうです」 竹を割ったような率直な言葉だ。ジローは思わず苦笑してしまう。 「私と互角の腕を持つからには、実力的には幻想郷でも上中下のうち、上には分類されるでしょう―――けれども 上の上に位置する連中。例えば八雲紫様―――例えばレミリア・スカーレット。そういう相手と闘ったら、間違いなく あなたは負けます」 「でしょうね。そのくらいは分かります」 自嘲するでもなく、軽く答えるジロー。妖夢はそれに構わず続ける。 「無様な敗北。それだけならまだいい。命があればやり直せる―――所詮はお祭り騒ぎのようなものですからね。 命まで奪い合うような闘いにはならないでしょう。死ぬ前に降参すればいいだけです」 けれど。妖夢は続ける。 「あなたの気の入れようから見ると、負けを認めるようには思えません。殺されると分かった上で、それでも突き 進んでしまうんじゃなかろうかと」 「おや、心配してくれてるんですか?可愛い女の子の胸を痛めさせてしまうとは、我ながら罪深い」 「あなたの心配なんかしちゃいません。勝手にやってればいいでしょう」 皮肉な物言いのジローに対し、妖夢はいつになく真摯に語る。 「私が心配してるのは、あなたが死んだら悲しむ人がいるんじゃないか、という事です」 「…………!」 脳裏に浮かぶのは、弟の―――コタロウの笑顔。 その隣には、アヒル口の少女。 親しい何人かの友人。その中にはサンレッドやヴァンプ将軍の姿もあった。 「<賢者イヴ>というのがあなたにとってどれだけ大切な存在かは想像に難くありません。その遺産とやらに執着 するのも、仕方ないとは思います―――でも、死んだら何にもならないでしょう」 「…死ぬ気なんてありませんよ」 ジローは皮肉っぽく、笑って答えた。 「私にはまだ<使命>が残っていますから。それを果たすまでは、死んではならないんです」 「ふーん…何か、それを果たした瞬間に死んじゃいそうですね」 「そうですね…否定はしません」 「してくださいよ。そんな言い方だと不安になるじゃないですか」 「お?やはり心配してくれているのですね。おお、ありがたやありがたや」 「ケッ!調子乗ってんじゃねーですよ、百年しか生きてねーガキが!」 「…………参考までに、妖夢さんはどのくらいの歳なのですか?」 「えっと…多分あなたの三倍くらいは生きてますかね」 大先輩だった。 「申し訳ありません。お年寄りの方に大変失礼をしました。バスではシルバーシートを譲りましょう」 「あらまあ、いいんですよ。それより私の年金のために馬車馬のように働いてくださいね、ガキンチョ」 「いやあ、実を言うと私は国に金なんて納めてないんですよ、吸血鬼ですから」 「おっと、これは失礼。あなたは女性の世話になってるから、確定申告の必要がないんですね?<何か縛るモノ> なんですね?」 「ははは。これは手厳しい。あんまり嫌味ばかりだと、口元の小皺が増えますよ?」 「うふふ。そんな事を言ってると、寝てる間に心臓に杭が刺さってても知りませんよ?」 仲がいいんだか悪いんだかよく分からん不毛な会話は、その後一時間近くも続いたという。 ―――その頃、厨房にて。ヴァンプ様は夕飯の支度を始めていた。 「さて、ジローさんは妖夢ちゃんの相手をしてるし、レッドさんとコタロウくんも幽々子さんに頼まれて買い物に行ってる 事だし、私も働かないとね!」 割烹着を見事に着こなし、気合十分である。包丁を握り締め、まな板に野菜を並べる。 「クックック…では、始めるとするか」 ヴァンプ様の目付きが変わった。お人好しの悪の将軍から、闘う漢(おとこ)の燃える瞳へ。 眠れる獅子が今、目覚めた。 そう、厨房は彼にとって戦場なのだ! その華麗にして優美なる包丁捌きは、ジローと妖夢の剣技にも劣らぬ芸術であったという――― ―――さて、我等がヒーロー・天体戦士サンレッドとその一番弟子(自称)望月コタロウは買い物である。 人間の里。 機械文明の欠片も感じない、昔ながらの不便でありつつ活気に満ちた生活が営まれている事は、道行く人々の表情 から窺い知れた。 そんな中で真っ赤なマスクのヒーローと、天使のような金髪美少年の取り合わせは異様過ぎる。 思いっきり注目を浴びていたが、二人は特に気にしていないようだった。 「ヒーローが異世界に来て、やる事はおつかいって…間違ってるだろ、色々」 レッドさん、マナー違反の歩きタバコしながらいきなり愚痴である。 「しかも、行き先を訊いたら<香霖堂って店なんだけど、行けば分かるわよ。明らかにおかしな店だから>ときたもん だ。いい加減すぎんだろ」 「もう、そんなに暗くなっちゃダメだよ。ほら、見てごらん。空はこんなにいい天気!」 コタロウがビシっと指し示した空は先も言った通り、今にも泣き出しそうな曇天である。 「…じゃ、ないね。レッドさん、この世界を明るく照らしてよ。太陽の戦士でしょ?」 「そういう方面の能力じゃねーんだよ、俺は…世界を照らせとか言ってんじゃねー、吸血鬼なのに」 そう言って、レッドはコタロウの姿を見つめる。 ふわふわの金髪に、海のような青蒼の瞳。 太陽なんてへっちゃら。ニンニクたっぷりのラーメンも大好き。 クリスマスには聖歌も唄う。 「今更だけどお前、ホントにジローとは全然違うのな…」 「そうなんだよねー。兄弟なのに、不思議でしょ?でも、これはね」 「…兄弟だからだろ」 笑顔で何かを言おうとするコタロウに先んじて、レッドは言った。 「ジローは強えけど、太陽だのニンニクだの聖歌だの弱点だらけだ。お前は弱っちいけど、ジローの苦手なモンは 全部へっちゃらだろ?だからよ…」 レッドはタバコの煙を吐き出し、コタロウを見つめた。 「お互いにダメな所を助け合えるようにって…そういう風になったんじゃねえのか?俺はそう思うけどな」 そう答えた。けれどこの兄弟について、結局の所レッドは殆ど分かっていない。 もしかしたら、もっと別の理由――― 目を覆いたくなるほど残酷で悲しく、それでいて涙せずにいられない崇高で優しい秘密があるのかもしれない。 そんな風に思えてならなかった。 「そう。それなんだよ、レッドさん!」 けれどコタロウは、いつになくおセンチなレッドに向けて、いつもの明るい笑顔を向ける。 「兄者もそう言ってたんだよ。二人が助け合えるようにって、ぼくらのお母さんが知恵を絞って考えてくれたんだよ って。だからね」 「ぼくも大きくなったらレッドさんぐらい強くなって、兄者を助けてあげるんだ!」 「そっか」 レッドは素気なく答えて、コタロウの頭をポンと叩いた。 「ジローが言うんなら、そうなんだろな」 「うん!」 「けど、俺ぐらいに強くなるってのは無理だろ。お前、ヘッポコだしよ」 「ええ~~~…そんな事ないよ!誰もが最初は弱いけど、頑張って強くなるんだからね!」 「いーや、お前の弱さは努力で補える範囲を越えてる。どれだけ頑張っても人間じゃハンマ星人にゃ勝てねーのと 同じだっての」 「ひっどーい!レッドさんのバカー!」 「かかか、空き地の野良犬(生後数ヶ月)を倒せるようになってから言いやがれ」 プリプリ怒るコタロウを軽くあしらいつつ、レッドはコタロウと歩幅を合わせて道を往く。 やがて人間の里は遠ざかり、深い森が見えてきた。その入口に建つ一軒屋に、二人は目を奪われた。 「…あれか」 <香霖堂(こうりんどう)>という看板を掲げたその店は、異様の一言だった。 玄関の脇に雑然と並ぶタヌキの置物だのサッカーボールだのバス亭の看板だの、統一性がないにも程がある。 「うっわー、楽しそうな店だね!」 「そうか?ゴチャゴチャしててうっとーしーとは思うけどよ」 「レッドさんったら、そんな事ばっか言って。さあ、レッツ&ゴー!」 「爆走すんじゃねーよ…あ、コケた」 「おや、見ない顔だね?はじめまして。僕は店主の森近霖之助(もりちか・りんのすけ)だ」 店に入るなり出迎えたのは、昔風の衣装を着込んで眼鏡をかけた若い男。 見かけは何処にでもいそうな優男だが、どことなく曲者の風格も漂わせている。 (あんま気が合いそうにはねーなー) そんな失礼な事を考えながら、レッドは幽々子から渡されたメモを霖之助に差し出す。 「これを見せれば分かるって言われたんだけどよ」 「ふむ…ああ、君は西行寺家の使いなのか。とすると、もしや噂の外の世界から来たヒーローかい?」 「あん?何でんな事を知ってんだ」 「これさ」 言うまでもなく文々。新聞である。まだそれに目を通した事のなかったレッドとコタロウは、その内容に驚く。 「こんなんが発行されてたのか…俺達の事までバッチリ書いてるし」 「何処で調べたんだろね」 「清く正しく、射命丸文。神出鬼没の彼女にかかれば、記事にできない事件はないよ…さて、それでは少し待って いてくれ。注文の品を用意するから」 霖之助が店内をガサゴソと探り始める。それを待っている間、レッドはぐるりと店内を見回してみた。 「ふーん…色んなモンがあんだな」 「幻想郷には、様々な世界から色々な物が紛れ込んでくるんだ。僕はそれを拾って、売り物にしている」 「はあー。随分と楽な商売だな」 「ははは。魔理沙の奴にもよく言われるよ」 「でも、何の道具なのかとか全然分からないんじゃない?」 コタロウの疑問に対し、霖之助は「そうでもないよ」と答えた。 「僕にはちょっとした能力があってね…初めて見た道具でも、その名前と用途がすぐに分かるのさ」 「へえー。すごいじゃん!」 「ふふ。そうは言っても、実はそんなにすごくないんだけどね」 例えば、と霖之助は扇風機を示した。 「これは扇風機といって、風を送って涼しくなるための道具だ…ここまでは分かる」 「うん」 「でも何が動力なのか、どうすれば動いてくれるのか…それは分からない。色々試してみるしかないんだ」 「うーん、それは結構不便かも」 「だね。けれど、使い方が分かればしめたものさ。外界の技術の恩恵にあやかることができるからね」 くすり、と霖之助は笑ってみせた。 「実を言うと気に入ったモノは売らずに、自分の持ち物にしている」 「せこくねーか、それ」 「そう言ってくれるなよ。役得さ、これも―――そうそう、最近じゃこんなのも見つけたよ」 霖之助が懐から取り出したのは、くの字型の奇妙な物体―――そう、銃だった。 普通の銃と違いカラフルな色合いで、まるでヒーローが使う兵器のようだ。 「これはね、サン―――」 「サンシュートじゃねーか!」 レッドは霖之助を遮り、その手からサンシュートをひったくる。 「ウチの工具箱にでも入ってるもんだと思ってたのに…」 「はあ…君の持ち物だったのか。気付かない内に幻想入りしてしまったんだね」 世間は狭いもんだ、と霖之助は呟く。 「兵器として使うつもりはないけど、デザインが気に入ったから手元に置いておきたかったんだけどね…所有者が 現れたのなら仕方がない。必要な物なら、返すよ」 「あ?いや、まあ、俺のだけど、別にそこまで必要ってわけじゃ…」 だが、サンシュートは(一応)己の頼れる相棒だ(多分)。 返してくれると言ってるんだから、お言葉に甘えるべきかもしれない。 「…じゃあ、悪いけど持ってくぞ」 「悪い事はないさ。道具が本来あるべき場所に戻っただけだからね…さて」 どうやら注文の品も包み終わったらしい。霖之助は大きな袋をレッドに手渡し、人好きのする笑みを見せた。 「どうかまた、御贔屓に」 紆余曲折を経て、サンレッドの手に戻ったサンシュート。 果たしてその実力が発揮される日は訪れるのだろうか。 それは誰にも分からない――― おまけ 「ゆゆちゃーん。おつかい、終わったよー」 コタロウは、香霖堂で包んでもらった袋を幽々子に渡した。 「ご苦労様。ふんふふふふふーんふふふっふーん♪…ああっ!」 幽々子は、恐るべき過ちに気付き、彼女には珍しく声を荒げた。 「コ…コタロウ!おつりで勝手に金平糖なんて買っちゃダメじゃない!」 「ごめん…どうしても食べたかったから、つい…」 「まあまあ、そう怒ってやるなよ」 「もう…ああっ!」 幽々子は再び声を荒げた。 「サ…サンレッド!勝手にタバコを買っちゃダメじゃない!しかも1カートン!」 「わ…悪い…切れてたもんだから、つい…」
https://w.atwiki.jp/tohojojisi/pages/139.html
皆さんは、『遺産中毒の人』をご存じだろうか? シヴィライゼーションのプレイ動画と言えば当然のようにスパ帝が有名だが、 それ以外のプレイヤー達も切磋琢磨してネタを披露している。 その中でも個人的にお気に入りなのが、先に上げた『遺産中毒の人』だ。 OCCにおいて、全ての遺産とプロジェクトを一人占めした上で宇宙に行くと言う、 文字通り遺産中毒なプレイ動画だ。 OCCなのに「外交とは、投げ捨てるもの(誇張表現あり)」と言い切るスタイルもまた素敵だ。 省みて。 お気に入りなら、叙事詩MODでも同じ事をすればいいじゃない! と思い立ったのが今回のプレイレポです。 本家には無い、パターン化で解禁される世界遺産「リプレイ博物館」があるため、 また少し違った計画が必要だ。 アポロで鋳金ジャンプしただけじゃ、安心できないよ! ……と言う寸法だ。 初めてのプレイレポになりますが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。 指導者は、白玉楼文明の西行寺幽々子お嬢様。 指導者制限を外して、氷精連合を使ってのプレイになります。 「あら、私なの? 博麗神社の彼じゃなくて? 哲学志向は持って無いけど、平気?」 ご謙遜を。 今回のプレイに関しては、幽々子様が最適なのです。 では、今回のレギュレーションを発表させていただきます。 レギュレーション 勝利条件は全てオン。 いずれかの勝利条件を満たす前に、全ての遺産・国家プロジェクトの生産を終える。 ヴェルサイユ宮殿は建造不可能なので不問。 各種企業本社、聖廟も不問。 ついでに宇宙船も不問。ただし、アポロ計画は縛りの一つなので注意。 いずれかの遺産を他国に取れらた場合、新しいシド星でやり直し。 AD4000の過去のデータに戻り、新しい土地を手に入れるまでリロードし続ける仕事を始める。 これは指導者の再セッティングが面倒くさいための処置で、他意は無いです。 リロードは5回くらいまで許可。 節度を持って。 WBは禁止。クリア後の写真撮影のみ許可。 「随分とゆるゆるなのね?」 ピラミッドや空中庭園と言った遺産を独占するため、生まれ難くはあるのですが…… AIが大技術者の生産に成功した瞬間詰む事が多々あるので、 それに対するカウンターとしての処置です。 大技術者が他国で生まれた瞬間セーブして、 立った遺産を確認してからリロードして1ターン前に戻り、 こちらの技術者で先に立ててしまうのです。 こうもしないと、完全な運ゲーですので…… 「再現性を少しでも出したいって事かしら?」 そう言う事です。 実際、このルールによって事無きを得た場面がありました。 狙った偉人が出る事は100%あり得ない超ごった煮状態の偉人プールなので、 そもそも技術者が出ない事もザラなのですけどね。 ゼウス像を取ったら、ジェダコン・パヤオを取られたりもします。 このプレイレポを書く前に、そんな理由でやり直した回数は10を軽く超えます。 もちろん、滅んだのを別にしてです。 「……滅んだの?」 滅びました。 不栄誉の殿堂が5個くらい増えました。 ……説明を続けます。 東方叙事詩・人柱MOD導入済み。CGEは未導入。 標準パンゲア、速度は普通。 難易度は皇子。 指導者制限解除、ライバル文明は手動で選択。 文明数は8。氷精連合はプレイヤーの担当なので、白玉楼は別個に用意。 破壊的な蛮族 攻撃的AI OCC 戦争 以上です。 「8分明なのは、全部の文明が出るようにの配慮…… ちょっと待って、変なのが見えるわよ!?」 では、文明と指導者の紹介に参りましょう。 手動なので、隠す意味はありません! 「ね、ねぇ! ちょっとってば!」 人里文明担当、上白沢慧音! 哲学志向と疑似的な勤労志向を持つ、強指導者。 しかし本人は切れっ早く、先進的な技術で大挙してやってくる強敵だ。 しかし、今回は切れっ早さ何てものは一切関係ない。 何故なら、先に宣戦布告するのはこっちだからだ! 技術担当のキーパーソン。 紅魔館文明担当、パチュリー・ノーリッジ! 皆さんご存じのむきゅー。 呪文・哲学と言うAIにとっては超内政向けの志向を持ち、中の人も優秀。 普通にプレイしていて一番手ごわいのは、多分この人だ! 永遠亭文明担当、八意永琳! ( ゚∀゚)o彡゜えーりん!えーりん! カリスマ・哲学と自重しない志向の持ち主。 戦争も内政もバッチリ決めて来る強敵だ。 『哲学ジャンプ+技術者=神速のアンコールワット』のコンボはホント勘弁して下さい。 地霊殿文明担当、古明地さとり! 防衛志向は絶望志向だとは誰が言った! ボスユニットに教練が付くようになって、普通に強いし怖い! ……どう言う事なの? この大陸唯一の金融志向は、果たしてどこまで伸びるのか。 博麗神社文明担当、森近霖之助! こっちが使わないなら、あっちに出してしまえ! 主役の霊夢を差し置いての登板だが、遺産を立てられない彼は一体どうなるのか? プレイ中、香霖堂や人形の家が立つ時代が異常に速くてビビったのは、面目躍如と言った辺りか。 wiki曰く霖之助派とこーりん(褌)派が競っているらしいが、作者は霖之助派。 妖怪の山文明担当、八坂神奈子! 風神録と言えば、やはりこの人。 宗教に特化した研究をするため、他の人とは違った注意が必要だ。 特にアポロを持っていかれる率が高いような気がする。 志向だけ見るとブレヌス(笑)なのは秘密だ。 叙事詩だから強いけど、本家では……。 軍事担当のキーパーソン。 白玉楼文明担当、八雲紫! 皆さんご存じ少女臭。 妖々夢から東方に入った身としては、思い入れもひとしお。 しかし悲しいかな、イージーシューターは彼女に会ったことが無い。 今回は親友とのガチバトル。 ゲーム後に後を引かなければ良いが。 氷精連合担当、西行寺幽々子! プレイヤー担当の、世界の敵となる文明。 勤労志向があるため遺産建造に向き、カリスマ志向のお陰で昇進が多く、 多対一の戦に向く。 ボスユニットの強さに定評のある(と思っている)氷精連合と組んで、 無事に世界一の都を作り上げる事が出来るのか。 ……と、各文明の顔になるような指導者を揃えてみました。 自然と哲学が多くなってしまったのですが、仕様と言う事で。 「いえ、それはいいのだけど……」 本当は紅魔館文明はレミリアお嬢様、永遠亭は輝夜にしようかと思っていたのですが、 何故か二人ともAIが弱い気がするので止めました。 特にれみりゃは、何故あそこまで弱いのか……。 「うん、それもいいわ。 で、申し開きを聞きましょうか?」 だって、普通のOCC遺産独占ではつまらないじゃないですか。 「それは、ネタ的に?」 ネタ的にです。 だって、妖怪の山・ケロちゃん・にとり・土地を見て早苗さんか衣玖さん、 そして指導者は霖之助・慧音の二強どちらかで決まりではないですか。 普通のプレイレポは他の方が沢山上げてくれていますので、 そちらに任せたいと思います。 それでは皆さん、よろしくお願いします! 「よろしくねー」 「私は今回出番が無いから、軍事をやるわ~」 「じゃあ、都市管理とインフラをやるのかー。 出撃予定だから、途中までね。」 「その時は私が引き継ぐからね。 それはさておき、文化担当は貰うわよ~♪」 「さいきょーのあたいは、外交とちょーほーをやるわ!」 「ああ、不安だわ……」 第一話に続く 要望・感想等ありましたらよろしくお願いします。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sousouwa/pages/169.html
作品一覧 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 小骨物語 10 Mixed chorus 11 紅魔館における幼女の生態と愛らしさの考察(前) 11 紅魔館における幼女の生態と愛らしさの考察(後) 11 マヨヒガ地獄変 ~スキマまっしぐら 12 紅魔館茶会事件 14 無伴奏比翼連理 17 湖上の華 20 26kb ギャグ 咲夜 レミリア パチュリー 錆びない糸 22 44kb ほのぼのコメディ 幽々子 紫 妖夢 小児用ナイトメア (前) 32 29kb ギャグ レミリア 咲夜 パチュリー美鈴 フランドール 小悪魔 小児用ナイトメア (後) 32 77kb ギャグ 小悪魔 慧音 咲夜 永琳美鈴 霖之助 フランドール 紫 藍パチュリー 魔理沙 レミリア 霊夢 雪崩式プリンセスホールド 35 オトナのダブルクォーテーション 50 85kb ギャグ レミリア フランドール 咲夜 パチュリー 美鈴 紅い体験版 79 安楽椅子のバイオレット 98
https://w.atwiki.jp/thvision/pages/1940.html
《本居 小鈴》 No.1247 Character <第十四弾> GRAZE(0)/NODE(2)/COST(0) 種族:人間 (自動β): 〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔あなたの手札にある必要ノードが1~4の「種族:妖怪」を持つキャラクターカード1枚〕をあなたの場にアクティブ状態で出しても良い。 攻撃力(0)/耐久力(2) 「火事騒ぎはなかったけど…もしかしたらアレかな?」 Illustration:リム コメント 妖怪向けの本も扱っている変わり者の本屋の娘。 妖怪プレイ補助効果を持っており、ノード1~4の妖怪なら事実上0コストで場に出せる。 ただしプレイとは違って手札からの移動になるので、妖怪の自動β狙いならばテキストに気をつけたい。 プレイ後はこれといった戦闘力もないので、チャンプブロッカーにするか、装備などで強化して使ってやりたい。 関連 第十四弾 条件を満たすカード(第十四弾現在) ノード(4)森近 霖之助/1弾 メディスン・メランコリー/1弾 符ノ壱“紅 美鈴” 橙/5弾 ミスティア・ローレライ/7弾 因幡 てゐ/7弾 エリー/9弾 紅 美鈴/9弾 火焔猫 燐/9弾 霊烏路 空/9弾 朱鷺色の妖怪/9弾 橙/10弾 鈴仙・優曇華院・イナバ/10弾 ルーミア/11弾 小悪魔/11弾 レティ・ホワイトロック/11弾 リグル・ナイトバグ/11弾 雲居 一輪/12弾 雲山/12弾 水橋 パルスィ/12弾 火焔猫 燐/12弾 霊烏路 空/12弾 多々良 小傘/12弾 鈴仙・優曇華院・イナバ/13弾 二ッ岩 マミゾウ/13弾 封獣 ぬえ/PR ノード(3)因幡 てゐ/1弾 紅 美鈴/1弾 鈴仙・優曇華院・イナバ/5弾 雲山/7弾 雲居 一輪/7弾 黒谷 ヤマメ/9弾 水橋 パルスィ/9弾 小悪魔/9弾 因幡 てゐ/10弾 ナズーリン/10弾 上白沢 慧音/12弾 黒谷 ヤマメ/12弾 ナズーリン/12弾 橙/13弾 幽谷 響子/13弾 因幡 てゐ/13弾 ルーミア/14弾 レティ・ホワイトロック/14弾 メディスン・メランコリー/14弾 ノード(2)小悪魔/1弾 橙/1弾 ミスティア・ローレライ/1弾 朱鷺色の妖怪/3弾 槌の子 黒谷 ヤマメ/5弾 水橋 パルスィ/5弾 リグル・ナイトバグ/7弾 ルーミア/7弾 レティ・ホワイトロック/7弾 多々良 小傘/7弾 キスメ/9弾 蜃 多々良 小傘/10弾 雲居 一輪/10弾 雲山/10弾 幽谷 響子/11弾 メディスン・メランコリー/11弾 朱鷺色の妖怪/12弾 森近 霖之助/12弾 キスメ/12弾 レイセン/13弾 オレンジ/13弾 紅 美鈴/14弾 ノード(1)リグル・ナイトバグ/1弾 ルーミア/1弾 レティ・ホワイトロック/1弾 玉兎/5弾 キスメ/5弾 黒猫/5弾 レイセン/7弾 大ナマズ ナズーリン/7弾 オレンジ/9弾 黒猫/10弾 玉兎/10弾 レイセン/10弾 神玉/11弾 紅 美鈴/12弾 管狐/13弾 黒猫/13弾 煙々羅/14弾 小悪魔/14弾
https://w.atwiki.jp/gixyoukureimiya/pages/22.html
エリア3 魔法の森-入口 解放条件 最初から開放済み 香霖堂 アイテムの売買ができる +商品一覧 アイテム販売 名前 金額 効果 霊撃札 1,000 与ダメージ5%増加 苦無 10,000 与ダメージ10%増加 七支刀 100,000 与ダメージ15%増加 トランスリング 100,000 与ダメージ&消費VP25%増加 キラーピアス 100,000 30%与ダメージ40%増加 斬馬刀 10,000 与ダメージ20%増加、速度20%減少 メガトンハンマー 100,000 与ダメージ25%増加、速度20%減少 鍋のふた 1,000 被ダメージ5%減少 特注の傘 10,000 被ダメージ10%減少 鎖帷子 100,000 被ダメージ20%減少、速度20%減少 ルナハーブ 1,000 能力減少を一度だけ回避 八意印の置き薬 10,000 状態異常を一度だけ回避 懐に忍ばす数珠 1,000 10%気絶回避(1戦闘で一度のみ) ブルータリスマン 10,000 20%気絶回避(1戦闘で一度のみ) 疾風の簪 1,000 速度5%上昇 魔女の箒 10,000 10%上昇 ジェットブーツ 100,000 15%上昇 宵越しの銭 100,000 20%先制行動 ムーンイヤリング 1,000 消費VP20%減少 スターバッチ 10,000 消費VP40%減少 ミスティシンボル 100,000 消費VP60%減少 解放条件 最初から開放済み ステージ名 敵Lv 階層数 属性 霊力 初クリア ハード ルナティック 玄武洞 8 2 鋼水雷 50 不偏の霊珠 秘封石 ノーマルビール 出現こだま こしんみょう ちびネムノ ちびにとり ここがさ ちびいく 解放条件 最初から開放済み ステージ名 敵Lv 階層数 属性 霊力 初クリア ハード ルナティック 塵塚土蔵 10 2 風鋼水雷理 50 秘封石 秘封石 ノーマルビール 出現こだま ちびときこ ちびナズー ここがさ ちびまりさ ちびなるみ 解放条件 塵塚土蔵クリア ステージ名 敵Lv 階層数 属性 霊力 初クリア ハード ルナティック 塵塚書庫 20 3 理風雷氷炎 50 守護の霊珠 守護の霊珠 守護の霊珠 出現こだま ちびなるみ ちびときこ ちびまりさ 左記進化系 解放条件 ??? ステージ名 敵Lv 階層数 属性 霊力 初クリア ハード ルナティック からくり座敷牢 35 3 理岩樹地毒 60 秘封石 秘封石 秘封石 出現こだま ちびえーりん ちびりかこ ちびマミゾウ ちびこすず ちびアリス ちびけいね ちびらん ここあ 霖之助 左記進化系 解放条件 からくり座敷牢クリア ステージ名 敵Lv 階層数 属性 霊力 初クリア ハード ルナティック 緋色の洞窟 65 3 炎鋼地霊雷 60 秘封石 秘封石 秘封石 出現こだま ちびりん ちびうつほ ちびクラピ ちびよりひめ ちびコンガラ ちびまりさ ちびヘカーティア ちびことひめ 左記進化系 ちびナズー こしんみょう ちびキスメ ちびフラン ちびもこう ちびけいね 霖之助 解放条件 緋色の洞窟クリア ステージ名 敵Lv 階層数 属性 霊力 初クリア ハード ルナティック 夢想封穴 100 3 然雷理樹風 100 博麗の涙 出現こだま コメント欄 投稿欄は下の方にあります。最新の25行まで表示されます 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/476.html
霊夢6 5スレ目 58 さて、僕がこの幻想郷に来てどのくらいやら。 運が無いのかどうなのやら、妙な妖怪に襲われて、そこを霊夢に救われて。 その後はいろんな人と宴会やって、散々言い訳並べて片づけを9 1の割合でこなしたり、もちろん9割は僕だ。 「ふー、しかしここに来て1年なのに向こうで10年を過ごしたような気分だよ」 夏の夜空を眺めつつ、神社の縁側でお茶をすする、もちろん、一番茶などという気の効いたものは無いので出がらしだ。 「それだけ人生が充実してていいんじゃないのー?」 「まぁそうなんだけどね、濃厚な人生ってことなのかな」 いつの間にか僕の横にいた霊夢がいつものようにお茶をすする、これだけ見ると茶のみ仲間みたいだ。 しばらくの静寂、夜の縁側に響くのは茶をすする音。 「偶には静かな夜もいいわね」 「うん、最近萃香のテンション高かったせいか連日宴会だったからね、こうやって2人で話す暇なんて無かったよ」 「ねぇ、○○」 「どうしたんだ?霊夢」 すると霊夢は僕の体に寄り添い、呟いた。 「しばらく・・・・、こうしててもいいかしら?」 「うん、気の済むまでご自由にどうぞ」 「ありがとう、じゃあお言葉に甘えさせてもらうわ」 「死ぬまで、いや、死んでもこうして隣にいてくれるかな?」 「私も既にそのつもりよ、これからも末永くよろしくね、○○」 前スレまでROMってたけどふと触発されて描きたくなった、満足はしているが後悔はしていません。 自分の脳内の8割を占めてた妄想を拙著な文章力で書いてみたらなにやらぐだぐだというかなんというかorz ──────────────────────────────────────────────── 5スレ目 114 やったよ霊夢、ついに紅をノーマルでノーコンティニュークリアできたよ! 「おめでとう。(でも貴方が下手糞だったおかげで私は何度も何度もボロクソだわ、魔理沙も使いなさいよ)」 だから約束どおり紅魔湖にスワンボート浮かべて二人っきりで一緒にk 「あら?あなた紅をクリアする前から妖々夢なんか買っちゃったじゃない。 あっちは放りだすつもりなの?」 くっ・・・わかったよ、今は霊夢の腋でがまんするよ! 「ちょ、いや!変なとこ触らないで!(飲みかけの暑いお茶を○○にぶっかけます)」 うわっちゃ、熱い!熱い!溶けっ!! さて、妹様に会うためまたがんばります ──────────────────────────────────────────────── 5スレ目 172 ツンデ霊夢が縁側にて この暑さのため、霊夢は普段の髪型ではなく、後頭部付近の全ての髪を ポニーテールにまとめていた。 したがって、腋はおろか、その白いうなじまでが綺麗に露出していて ○○は劣情を催してしかたがない。最近流行りのアレを試すことにした。 「なぁ霊夢」 「茶菓子ならもう無いわ」 即答、茶菓子をきらせた霊夢はご機嫌斜めの様子だ。 先手をとられたかたちの○○は、それでも意を決して巫女に胸中を伝える。 「そうじゃなくて、さ」 「何よ」 「押し倒してもいいか?」 「・・・なんですって?」 霊夢の目つきが変わり、その冷たい視線が○○を貫徹する。 ○○、やはり霊夢相手にこの台詞はまずかったのではないかと後悔する。 彼女の袖からは針が数本、顔を出しているではないか。 「・・・いや、ごめん。なんでもないんだ、許してくれ」 「・・・ふん」 針を引っ込めた霊夢は、蔑みの表情を浮かべ、言った。 「何よ。そんなことを一々聞いて、女の子一人押し倒す勇気もないの?」 「れ、霊夢」 「それとも、○○は、女が、怖い?」 茶化すような台詞に俺はついかっとなって (省略されました。続きを表示するには指先ひとつでダウンさ!) ──────────────────────────────────────────────── 5スレ目 216 「あー、暑いわ暑いわ暑くて溶けそう」 「暑いな」 霊夢がだらしなくだれている。 「沢に水浴びにでも行くか」 「それはめんどくさい」 「そりゃそーだが、このまま寝ることもできんだろ」 この暑さじゃなぁ……。 「あー、そうだ。いいこと思いついたわ。ちょっと出かけてくる」 「え?」 縁側の床の冷たさを身に取り入れようとしているだらしない姿 勢のままで霊夢がふわふわと宙を飛んでいった。 「あっちは……紅魔郷だよな」 そういえば、時を操るメイドなんて非常識なのがいたっけ。 彼女の力なら、空気中の分子の動きを緩やかにして気温を下げる なんていう芸当ができるのかもしれない。 それをあてにして行ったというのなら――おとなしく待とう。 いい加減、俺もこの暑さには参っていた。 そして、正午頃、霊夢が喜色満面の笑みで帰ってきた。小脇に ズタボロの氷精を抱えて。 「……チルノじゃないか」 ああ、彼女なら好きなように氷を作れるし、彼女自体体が冷たい。 「あー、ひんやりして気持ちいいわ」 「……災難だな、チルノ」 「はーなーせー!!」 「離すもんですか。アーヒャッヒャッヒャ! ○○さんもくっつきなさいよ。冷 たくて気持ちいーわよ」 ほい、と霊夢からチルノを渡される。 思わず抱きとめて、その冷たさに感動する。 「あわわわ……!」 チルノの狼狽した声が聞こえる。それもそうだな。いくら見た 目がガキンチョだとわいっても女の子だ。異性に密着されれば、 平静ではいられないだろう。 ……そういうことに気づいてはいたが、かといってチルノを解放 するほど正気を保っていられるわけでもなかった。 なにせ── あ つ い その一言に尽きる。 暴れるチルノを、俺は頬ずりしかねんばかりに抱擁する。 が、それが不意に収まった。 怪訝に思って、チルノの顔を見ると、紅潮していた。 「な、なに? あたいは忙しいんだからね! 涼みたいんなら、 早く済ませてよね!」 そう言って、今度はチルノの方から、くっついてきた。 Oh, It's coooooooool!!!! さあ、幻想郷の端っこで抱き合おう! とばかりにチルノ を抱きしめようとしたら──霊夢にチルノをひったくられた。 「○○さん、もう十分でしょ?」 「エエ、モチロン」 霊夢が怖い。そう答えるしかなかった。 しばらく、霊夢がチルノを堪能しているのを眺めているばかり で、ムラムラ──もとい、イライラしてきた。もちろん、暑さ で、だ。勿論、やーらしいことも少しは考えているけどさ。 「○○さん、○○さん。こっちきて」 霊夢に呼ばれて、ようやく俺にもチルノに触らせてくれるのか、 と喜び勇んで寄っていくと──いきなり、霊夢に抱きつかれた。 「あ……え……?」 「ほ、ほら、どう? わたしだって冷たくて気持ちいいでしょ?」 確かに霊夢の体は冷たくなっていて、気持ちよかった。 「ああ、気持ちいい──けど、霊夢が体冷やしすぎになっちゃう じゃないか」 「ん? 別にいいじゃない。○○さんも涼しくなれるし」 「女の子が体を冷やしちゃ──」 「ああ、もう。うるさいわね。だったら○○さんが暖めてよ」 いや、そうは言ってもね。チルノに逃げられたらどうすんのよ。 そう思って、チルノを見ると、氷のような透明な羽を広げたまま 大人しくしていた。 どことなく、羨ましそうにしているように見えて、俺は── 「チルノもおいでー」 と誘った。 チルノが突進してくる。 ……ちょっと待て。その勢いはさすがにまずい。 と言おうとしたが、間に合うはずもない。 「ぬぐっ!?」 霊夢が肺を押し潰されて、ひしゃげた息を吐いた。 一通り、咳き込んだ後、霊夢は霊気を立ち上らせて一言言った。 「くぉら、チルノ……」 「あ、あたい、今日は大蝦蟇と果たし合いの約束してたんだった。 そうだった。じゃあね!」 そう言って、チルノは天狗もかくやと思われるほどの勢いで飛ん でった。 「……霊夢が脅かすから、逃げられたじゃないか」 「いいじゃない。まだ、わたしだって冷たいでしょ?」 「まあね」 霊夢と一緒に縁側に座り、身を寄せ合うことにしよう。霊夢の心 地よい冷たさが、熱気にむしばまれるまでは。 22時間どころか36時間orz ──────────────────────────────────────────────── 5スレ目 231(うpろだ 52) ※冷房を20℃に設定して、三十分お待ちください ――少女冷却中―― 「……ただいまー」 長すぎる冬のある日。昼前に霊夢が飛び出していって、半日経って博麗神社に帰ってきた。 「ど、どうした、霊夢? ずいぶんボロボロじゃないか」 「うるさいわね」 「げ、それ血じゃないか。薬箱どこだっけ?」 「かまどの脇に置いてあったような――なかったような」 「とってくる」 「ん、お願い」 「癪だわ。というか癪だわ」 土間から薬箱を持って戻ってくると、何やら霊夢がぶつぶつ呟いている。 「薬あったぞー、そら脱げ、やれ脱げ」 「はーい……」 霊夢は服を脱いで、背中をこちらに向けた。 切り傷やら擦り傷に軟膏を塗ってやる。 ちなみにサラシは巻いたままである。 残念じゃないさ。ああそうさ!(゚⊿゚) 悲しくなんて――ない!(゚Д゚) 「いたた」 「我慢してくれぃ。にしても、珍しくこっぴどくやられたな」 「あの@のせいで力が抜けたわ」 「アットマーク?」 「こっちのことよ。もう全部塗ってくれた?」 「ん、手際悪くてすまんな。まだだ。でも、もうちょい」 「早く済ませてね……っくしゅん!」 「んー、寒いなぁ……ほい、終わり。風邪ひくなよー」 「ありがと」 霊夢が服を着る。 包帯が必要なほどの深い傷がなかったのは何よりだが、 傷ついて帰って来るというのは心配だった。 どこに行っていたのか、聞いてみたがはぐらかされる。 気にするな、ということだろうか。 「お風呂、入りたい」 霊夢が唐突に言った。 「あいよ」 風呂を沸かしに行った。 霊夢が風呂に入ったので、薬を塗り直した。 二度手間なのに、なぜかほのぼの。 湯冷めしたのか、霊夢がもう一度くしゃみした。 暖めてやろうと思って抱きすくめると、抵抗された。 離れると、恨めしい顔をされた。どないせーと?(;´Д`) 囲炉裏を挟んで、雑談する。 が、どうにも辛気くさい話題しかない。 里では来年の作物の実りが心配だという声が多い。 病人も増えるばかりで、なかなか減らない治らない。 「茶葉が心配だわ」 「そうだな」 お約束な霊夢の言葉に、少し苦笑して頷いた。 パチパチ……パチ…… お互いに黙ると、時折炭が爆ぜる音がことのほか大きく響く。 炭も残り少ない。まあいいか。この天候だ。 木もどんどん枯れていっているから、薪は山に入ればいくらでもある。 とはいっても、はげ山になってしまえば、来年以降どうしようもなくなる。 ……あー、先行き不安だ。 でも、まあ――なんとかなるさ。 「もう寝るわ」 「おやすみ」 「おやすみなさい」 霊夢が寝てしまい、一人で囲炉裏の火を見つめる。 「……なんとかなる、とは言っても、なんとかするのは霊夢なんだよな」 うーむ、歯がゆい。 ま、いいや。寝よ寝よ。 翌朝。 起きると、咳が出た。 縁側に出てみると、積雪が高さを増していた。おまけに風まで強い。 「あっちゃー、風邪ひいたかな」 昨夜、自分が注意しておいて自分が風邪ひいちゃ世話ない。 「飯炊くついでに暖とろっと……」 土間に行く途中、霊夢とでくわした。 「おはよう」 「おはよう……顔、赤いわね」 「微熱はあるかも。でも頭痛もしないし、大事ないだろ」 「そう? だといいけど。ああ、雪おろしはわたしがしておくわ。落ちると危ないし」 「そりゃ助かる。じゃ、飯作ってくる」 「ん、お願いね」 かまどに薪を放り込んで着火。 火付けの松葉はたっぷりあったが、それすら心許なくなってきている。 春が来ない 春が来ない 何処行った? 年季の入った竹筒で風を吹き込みつつ、炎が燃え上がるのを待つ。 しかし、なかなか火の勢いが強くならない。おまけに煙も多い。 「あーあ、連日の雪で湿気たか……」 さらに息を強く吹き込もうとして――うかつにも煙を吸い込んだ。 「けほっ、うげほけほっ……ごほごほ」orz うずくまって咳き込む。 「ちょ、ちょっと! 大丈夫!?」 激しく咳き込む音を聞きつけて、霊夢が文字通り飛んできた。 「ん ケホケホ 大丈夫。ゴッホゴッホ 煙吸い込んだだけ」 「はぁ、もう……びっくりさせないでよ」 「ごめんごめん」 「…………」 霊夢がこっちに指先を伸ばし、かすらせるように頬を撫でた。 「霊夢?」 呼びかけてみても、反応らしい反応を見せずに、ずっと目を見つめてくる。 「……朝ご飯を一緒に作ろうと思ったけど、任せるわ」 「ああ、任された」 もとよりそのつもりだったし。 麦と粟を混ぜたご飯、大根たっぷりのみそ汁、それに漬け物三種類。 それが朝餉。 なぜか、霊夢は外出寸前の格好だった。 「急ぎでどっか行くみたいだけどさ、手袋ぐらい外したら?」 「あ、ああ、そうね」 「「いただきます」」 と二人で唱和するやいなや、霊夢が猛然と飯をかっ込み始めた。 霊夢は三分で食い終わり、勢いよく立ち上がる。 「ごちそうさま! ちょっと出かけてくるわ!」 「あ、待った」 「何? 急いでるんだけど」 「お茶。飲んでいったら?」 霊夢がガツ食いしてる間に準備しておいた。 「そうね、ありがと」 ずずずずずずずずず 一気に湯飲みから茶を吸い上げる霊夢。 よく火傷しないなあ、と感心する。 「いってきます!」 「あ、待った」 「今度は何!?」 「手袋」 「……ありがと」 「と、マフラー」 「…………ありがと」 「怪我しないようにな」 「……うん」 見つめ合うのが照れくさくて、二人して咳払い。 霊夢が玄関に向かうので、それに着いていく。 雪を踏むと裾が濡れるので、敷居から少しだけ出て霊夢を見送る。 「いってらっしゃい」 霊夢が宙で一旦止まった。 そして反転して、こちらに寄ってきた。 触れるだけの淡いキスをする。 「春を、取り戻してくるわ」 自信に満ちた穏やかな笑みを浮かべて、素敵な巫女はそう宣言した。 次第に小さくなっていく霊夢を見て、思う。 「雪おろしでもして待つとしようか」 願わくば、これが最後の雪おろしとなりますように、と。 ――そんな、白銀の春でした―― ===後書き=== 霊夢、妖々夢bad endの夜。 うーむ、甲斐甲斐しい○○だ。 最後の霊夢の笑顔は妖々夢のchoose girlの立ち絵を想像してください。 マフラーは脳内補完で。霊夢だけマフラーしてないんだもんなぁ。 あ、魔理沙はストール? 霊夢は○○が風邪を引かないうちに春を取り戻そうと急いだということで。 しかし、春の異変は正味洒落にならんと思うのですが。 ──────────────────────────────────────────────── 5スレ目 264 霊夢に「牛タンっておいしいよね」って言ったら、 「そうね、人間の舌も牛タンだったらいいのにね」って言われた。 「そしたら何も食べてなくても、常に牛タンの味がしておいしいのに」だって。 たしかに、人間の舌っていつも口の中にあるのに味がしないなー。 霊夢と話し合った結果、それはもしかすると ずっと同じ味の舌が口の中に入ってるから味覚が麻痺してるんじゃないか? ということになって、お互いの舌を舐め合って確かめてみることにした。 そしたらすごい!霊夢の舌おいしい!! まろやか! お互いに相手の舌を舐めながら「おいしいよー」「おいしいねー」 「デリシャスだよー」「デリシャスだねー」ってやってたら、気が付くともうこんな時間だった。 この実験で、お互いの舌を舐め合えばおかずは要らないことが判明したので、明日から 「一ヶ月間お互いの舌の味と白米だけで生活する貧乏カップル」っていう黄金伝説を達成しようと思う。 ──────────────────────────────────────────────── 5スレ目 863(うpろだ0058) 季節は廻る。 この世界でも、もともと僕がいた世界と同じように廻っていく。 -パチパチッ! パチッ!- 桜島の御岳のような白い煙を上げ、落ち葉の山が燃える。 黒く炭化してきた部分が見えれば、落ち葉を追加していくのみの単調な作業。 -パチッ!- 乾燥した木の実が火の中で弾ける。 火をつけた時の太陽の位置と、今の位置を比べてみる。 (そろそろかな…) と思うと同時に漂ってくるほのかに甘い香り。 「ドンピシャだ。おーい霊夢ー! 焼き芋焼けたぞー」 縁側で一人お茶を啜っている霊夢が答える。 「持ってきてー。そっちに行くのが面倒ー」 「だめです、こっちまで来なさい。んじゃないとあげないよ」 「ウソうそ嘘。今行くってば」 霊夢がやってくるのを確認し、落ち葉の山を崩していく。 目的のブツを見つけてご満悦な僕と霊夢。互いに顔を見てから、思わず笑みがこぼれる。 傍に置いておいた文文。新聞を手に取り、「ソレ」を包む。 「どうだ。出来立てのほやほやだぞ。味は保障する」 パクァと二つに折り、「ソレ」…焼き芋を霊夢に渡す。もちろん大きいほうを。 「熱いから気をつけなよ」 「あふっ! はふ…ん~おいひい」 満面の笑みで答える霊夢の顔を見て、僕のちょっぴりの苦労も吹き飛んだような気がした。 縁側で二人座り、焼き芋を食べる。 二人とも若干猫舌なのか、ふぅふぅ息をかけ冷ましながら食べる。 遠くで鳥が鳴いている。僕たちの会話は、無い。 けど、こうしているだけで幸せだった。 「貴方が来てもう1年経つのね」 以外にも、最初に口を開いたのは霊夢からだった。 いつもは僕の問いかけに答えるくらいだったのに。 「そうだな。いつの間にか季節が廻っていった、って感じだね」 「ぼーっとしてるとあっという間よ?」 「年がら年中ぼーっと縁側でお茶啜ってるどこかの巫女さんには言われたくない」 ケケケッと子供のような笑い方をして霊夢をからかう。 「ふふふっ…どうだか…」 コロコロと笑いながら、霊夢も焼き芋を口に運ぶ。 僕も自分の焼き芋に目を落とし、ほどよく冷めてきていた残りを口に放り込む。 もぎゅもぎゅと咀嚼して…ッッ!? 「むぐっ!! くぁwせdrftgyふじこlp」 まずい。非常にまずい。芋が喉に詰まった。 ドンドンと胸を叩く。だが足りない。手元にあった湯のみを手に取り一気飲みする。 「ゴクゴクゴクッ! ッッ…! …くはぁ~、助かった…」 「まったく、何やってるのよ! 大丈夫?」 霊夢が心配した様子で僕の顔を覗き込んでくる。 「大丈夫…もう大丈夫。いやしかし焦った。久しぶりに焼き芋なんて食べたからかな」 「心配かけてもぅ…」 そう言うと霊夢は炊事場に歩いていき、しばらく湯飲みを持って戻ってきた。 「はいお茶。入れてあげてきたから飲みなさい」 「あざーっす。ん…熱っ!」 熱い。入れたてだから当然なのだが。 「くぉぉ…熱い…」 「何やってるのよほんとに…」 心底霊夢が呆れている。 「しょうがないわね」 そう言うと霊夢が湯のみを取る。 「良くこの湯のみを見ててね」 霊夢が湯飲みに手をかざし、何かを唱える。そして一口。 良く見て、とジェスチャーで湯飲みを指差したので僕は覗き込もうとしたその時、 -ちゅ コクン- その時の僕の顔は滑稽だっただろう。目が点、まさに文字通りだったに違いない。 霊夢はそっぽを向いている。表情は見れない。 たっぷり10秒固まってから僕は口を開いた。 「霊夢」 「…なによ」 霊夢はまだそっぽを向いている。 「霊夢」 「だからなによ」 「お、おかわり、頂戴…?」 「ッッ!」 バッと振り向く霊夢の顔は真っ赤だった。 最初は目を見開いてびっくりしていたが、すぐに笑顔に変わる。 「…甘えん坊さんね」 「なんとでも言え」 霊夢はクスッと笑うと、お茶をもう一口含んだ。 (省略されました。今週撮り溜めした深夜アニメを見てくるので、続きを読むには中の人がデスノの内容に満足するまで待って下さい) ──────────────────────────────────────────────── 6スレ目 46(本文は夢の中で出会った東方キャラとの出来事を語るスレ 711) 夢スレより転載。いいねー 何か妙な夢を見た。 場所は何処かの和室。障子の隙間から縁側と庭が見えたから、神社だったのかも知れない。 俺の前には布団が敷かれ、そこに座ってる寝間着姿の霊夢。 (寝間着と言ってもパジャマの類では無く、時代劇で出てくる様なヤツ) 霊夢は右手を肩から吊っていた。どうやら怪我をしたらしい。 夢の中の俺は怪我で不自由な霊夢の世話をする為に、里から呼ばれた様だ。 たわいも無い会話(内容は忘却)を交わしたり、お茶を入れて二人で飲んだりする内 霊夢が「肩を揉んで欲しい」とか言い出した。 で、まあ、みんなの想像通りw肩を揉むついで?に後から霊夢に抱きついたんだが すごく細かった。肉付きもそれ程無く、そもそも肩幅が小さい。 後から抱きしめた俺の手が、前で交差してそのまま反対側の自分の肩に届く位小さかった。 まさに「少女」という感じだった。 それを感じた瞬間、俺はもうネチョい気分とかそんなモンはぶっ飛んでしまった。 『こんな細い身体で、人間を守る為に妖怪達と渡り合ってるんだ』 と思うと何だか無性に涙が出てきた。 抱きつかれた時はジタバタ抵抗してた霊夢も、俺の様子がおかしいのに気付いたらしい。 俺の方を見上げながら「どうしたの?」とか聞いてくるんだ。 俺は恥ずかしさから懸命に涙を堪えるんだが、止まらない。 霊夢がそれを見て「何で泣いてるのよ?」と怒気混じりの声で聞いてくる。 俺は仕方無しに感じたままを話した。 すると霊夢は俺の腕の中で振り向くと、怪我をしてない方の手を伸ばし俺の頭を撫でてきた。 「バカね、アンタが気にする事じゃないでしょう。……でも、ありがとう」 とか言ってな。俺は堪らず霊夢の髪に顔をうずめ、マジ泣きしちまった。 そんな感じでちょっとイイ雰囲気の所だったんだが、障子の向こうから魔理沙?の 声がきこえてきた所で目が覚めてしまった。 思わず「それ、何てエロゲ?」と自己ツッコミをしてしまった orz でも俺の頭を撫でてくれた時の霊夢は、すごく可愛かった。 夢の中とはいえ「俺はこの娘を守る盾になりたい」と本気で思ったよ……。 ──────────────────────────────────────────────── 6スレ目 171 霊夢とこんな会話を毎日してみたいと思いました。 面白くもなくありきたりで短い話です。 懲りもせずにまた書いたのかと思う方もいるかも知れませんが、どうか一度読んでみてください。 朝、俺は未だ眠り掛けの頭を覚醒させる為に顔を洗う。 そして居間に行く。 すると彼女が起きていたのかもう座っていた。 「おはよう、霊夢」 俺はいつものように朝の挨拶をした。 朝起きたら挨拶をするのは常識だ。親しい相手ならそれはなおさらだ。 「あら、おはよう○○。今日は少し早いのね」 彼女も挨拶を返してくれる。 いつも返してくれるのだが、何時聞いても嬉しくなってくる。 だから俺は、彼女に微笑みもう一度挨拶をした。 ──────────────────────────────────────────────── 6スレ目 190 朝食を食べる。霊夢が作ってくれた料理を食べている。 「○○、今日の料理はどう?」 彼女の作る料理は、外の世界で俺がいつも食べていた物とは違い絶品だ。 だから俺は、いつものように正直な気持ちを伝える。 「うん。すごく美味しいよ」 俺は穏やかにそう答えたのだった。 彼女の作る料理は本当に美味しい。 言っておくが、別に外の世界の料理が不味いというわけではない。 だが、最近では冷凍食品などが多いからか余計に美味しく感じる。 まあ、その、なんだ…… 彼女が俺の為に作ってくれたと言うこともある。 俺の事なんか意識もしてないだろうが…… それでも嬉しいものは嬉しい。これで霊夢も俺のこと意識してくれたらなと思う。 まあそんな事、天地がひっくり返ってもないと思うが…… なら、少しでもこの時間が長く続くことを願う。 俺はそんな事を考えながら箸を進めるのだった。 それは幻想郷の巫女と共に暮らす一人の男の願い。 ありふれた日常が続いてほしいと思う純粋な願いだった…… ──────────────────────────────────────────────── 6スレ目 198(うpろだ0077) 香霖堂。 幻想郷にあり、唯一外の世界の物が扱っている店だ。 まあ、扱っている物は外の世界の物でもいろいろある。 日用品だったり、何かの一部だったり、かなりの貴重品だったりもする。 希に兵器っぽい物もあるが…… まあ気のせいだろう。 俺はやることもないので、香霖堂の前に来ていた。 よく来るので断言できる。 暇なときはこの店に来るに限る。 店に入る。店の中は少し古ぼけていて、店らしくはない。 でも、俺はこの店のことを気に入っている。 そして俺はこの店の主を呼んだ。 「こんにちは~。霖之助さんいますか~」 少し時間が経つ。そして返事が返ってくる。 「やあ、○○。今日は何の用だい?」 そのあとに、俺より年上の男性が店の奥から出てきた。 俺は霖之助さんと話をする。 「あの時は必死でした。死にたくなかったから……」 俺が幻想郷に来た時の話だ。 この話をしたのは、助けてくれた霊夢以外は霖之助さんが初めてだ。 「君も大変だったんだね」 すると、霖之助さんはそう言って労ってくれた。 俺が幻想郷に迷い込んでから出来た知り合いは何人かいる。 その中でも、霖之助さんは一番話しやすいと思う。 意外かも知れないが事実だ。やはり俺が男だからだと思う。 女の子が相手では、話すとどうしても気を使う。 その点霖之助さんは男なので話しやすい。 どういう訳か幻想郷には、男の人が少ない。 人里から離れたところに住んでいるからだとは思うが、それでも少なく感じる。 交流が霊夢の知り合いだけ、と言うこともあるが。 真剣な話は終わり、今度は霖之助さんが俺に聞いてくる。 「○○、霊夢とは上手く行っているかい? 」 それはかなりの不意打ちだった。 「なっ!!」 予想もしていなかった言葉に俺は驚く。 当たり前だ。この気持ちは霖之助さんにも教えていないのだから。 俺が他の人にも知られているかも、と不安になったときに霖之助さんは言った。 「驚いているようだね。大丈夫、僕以外は誰も気付いてないみたいだから」 霖之助さんの言葉にとりあえずは安堵する。 すると、当然の疑問が湧いてくる。 その疑問を聞いてみることにした。 「何時、気付いたんですか?」 すると霖之助さんは笑みを浮かべて 「何時も何も、君の話の大半は霊夢の事じゃないか。すぐに気づいたよ」 と答えた。 そして「同じ男だからね、解るものだよ」とも言った。 失敗した。そう思った時に霖之助さんは言った。 「今なら、僕の知っている霊夢の事を教えてあげるよ」 霊夢との仲は特に進展がない。 「お願いします」 俺は諦めて霖之助さんに相談することにした。 少年相談中 「最後に言うよ。彼女の周りには人が多い、けど彼女は一定の距離を取ろうとする。だから君から仕掛けるんだ」 霊夢は意外と直球な言葉に弱い。だから俺の方からアプローチ掛けると効果が高い。 結論を言えばこう言うことが解った。 辺り見回す。後1、2時間ほどで太陽が沈みそうだ。 あまり遅くなると妖怪に達に襲われ THE・END だろう。 だからさっさと帰ることにした。 「それではまた今度」 俺は帰るので挨拶をした 「ああ、また今度。霊夢との事頑張ってね」 霖之助さんも挨拶をしてくれる。 最後に何か言っているが無視だ無視! ……顔が赤くなんてなって無いからな! 帰り道を歩きながら、ふと思う。 俺は、様々な人に助けられている。 本当に俺は、良い人達に出会えたな…… 本来ならば今頃俺は、野垂れ死んでいたか妖怪の腹の中にいる。 その筈なのだが、偶然出会った彼女に助けて貰った。 他の人にも助けて貰ったのだが、彼女には……霊夢には一番助けて貰った。 そこから始まっていたのだと思う。 俺の恋は…… 「でも、俺の想いは実らない……」 相談に乗ってくれた霖之助さには悪いが、そんな気がする。 結局俺は臆病なのだ。 霊夢への思いは本物だと言える。 だからこそ、思いを告げられない。 言えばいまの関係が壊れるから。 そして、一緒にいられなくなる…… そんな事は嫌だから…… 失う事が怖くて、踏み出す勇気を持てない。 肝心の所で何も言いえない。自分の想いを口に出せない…… そんな奴だから…… だから言えない。 もう少しだけ勇気がほしい。 俺は一人そう思うのだった…… 後書き ここまでお読みいただき、ありがとうございます。 最初に言いますが、俺の中では香霖は良い人です。 変態ではありません。 それはともかく、今回は○○の葛藤がメインの話になります。 本当は告白までしようかと思ったのですが、俺なら一度はこう思う筈なので変更しました。 読んでいる方の中には、少しは共感できる人も居るかと思います。 ヘタレと思う方は、心の中で思う存分罵ってください。 では、今回はこれで。 ──────────────────────────────────────────────── 6スレ目 256 「この神社でお前と一緒に幻想郷を見守っていきたい。ダメかな? ……ありがとう。ああ、神職の勉強もするから、仲良くやっていこうな、霊夢。 ん? いや、ちょっと寒かっただけだ。 まるで幻想郷の全てを敵に回したみたいな、凄い悪寒が背中を」 ──────────────────────────────────────────────── 6スレ目 302 「あ、霊夢さん!!お帰りなさい今手当てを…あ、あれ?」 「あー大丈夫大丈夫。傷1つ無いから」 「え、で、でも…紫さん達は酷い怪我って聞きましたし」 「あーなんかねー。敵の弾が当たりそうになると何故か低速移動してるのよねーな・ぜ・か。ね?」 「れ…霊夢さん!!」 「何?」 「最高です…カッコ良いです…。俺、惚れ直しました」 「嬉しい事言ってくれるじゃないの」 ────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/th_izime/pages/1004.html
23 :種族:名無し 多様性:高:2008/05/09(金) 00 28 12 ID tKTgddQw0 今日は神社で宴会です ゆうかりんがふわふわと傘をさしながら飛んできました。 飛行速度が遅いせいか、先に集まった連中は早くも酒瓶をあけて さわぎはじめている様子。 ゆうかりんは境内に着地すると縁側に向かって歩き出しました。 その手にはお土産の林檎酒。自分の植えた木から取れた林檎を使いました。 自然とゆうかりんの顔がほころびます。 「こんにちは。私も上がるわよ、霊夢」 ゆうかりんは境内に仰向けに倒れていました。 その服はずぶ濡れ。液体からは刺激臭がしてゆうかりんの鼻腔を傷めました。 あれ?なんで私倒れてんの? ゆうかりんは思考を整理します。確か縁側にあがろうとしたところで― ―ああそうだ、すごい水圧でこの液体が私にかかってきたんだ。前から。 上半身を起こして何が起こったのか確かめようとするゆうかりん。 しかしそこにあったのは、縁側に通じる障子からこちらを眺めている 数人の宴会参加者と、バケツを持った霊夢、そして何事もなかったかの ように騒いでいる声。 「れ、霊夢?いったい何??」 霊夢が怒っていることはゆうかりんにはよく見て取れました。 なにしろこの睨み方は尋常ではない。 霊夢はゆうかりんの隣まで歩み寄ると言いました。 「幽香。あなた、こないだの宴会で害虫持ち込んだでしょ」 「え・・・?」 「アブラムシよ。植物につくアレ。食べ物持ち帰ったやつらが一杯 沸いてたって私に文句言ってきたの。でも神社にそんな虫は居ないわよね」 ゆうかりんは理解しました。自分がかけられたのは農薬。それもとびきり 凶悪なやつだと。 「あ・・・あの、霊夢・・・」 「解ってるのよ、貴方しか居ないじゃない。苛めるの好きだものね貴方。 こういうイタズラも好きなんでしょう?でも私にも色々あるの。 宴会の会場を貸してる以上責任だってあるの。それを、貴方は」 霊夢が今度は土嚢のような袋を持ち上げてゆうかりんにふりあげます。 たまらずゆうかりんは腕で顔をガード、しかし思っていた衝撃は来ず、 かわりに白い粉がざばざばもくもくとゆうかりんにかけられていきました。 「げほっ、がはッ・・・な、何よ、今度は!」 「DDTよ。幻想入りしたって霖之助が一杯くれたわ。強力な殺虫剤ね」 「ひ・・・ひ、酷いわ霊夢!私がやったって証拠でもあるの!?」 「こないだリグルは来てない」 霊夢はゆうかりんの胸倉を掴んで頬をはたきました。 「貴方お花畑でずっと寝てるからお風呂入ってないんでしょ。そんな身体で 宴会に来ないで。イヤなら今からお風呂入ってきて。おわり」 言うや霊夢は縁側の桶の水で手を洗って宴会に戻っていきました。 障子が閉まり、宴の声は一段と大きくなり、残されたゆうかりんだけが いつまでもしゃくりあげながらめそめそと泣いています。 傍らには林檎酒の瓶が割れて転がっていましたとさ。 24 :種族:名無し 多様性:高:2008/05/09(金) 00 31 06 ID tKTgddQw0 23訂正 霊夢は霖之助を呼び捨てにしない。 お詫び申し上げる
https://w.atwiki.jp/rowamousou/pages/1840.html
【名前】八雲紫 【出典】堕狂シリーズ(てぃらみすたると同人) 【性別】女 【年齢】永遠の少女臭を醸し出す存在 【キャラ解説】 初代混沌ロワや妖怪ロワなどに登場したスキマ妖怪の賢者……のエロ同人誌版。 森近霖之助(こーりん)に囚えられ、調教を受けた結果、立派なメス奴隷と化してしまった。 個体は違うとは言え、同じスキマ妖怪の紫なので原作東方と同じ戦闘力を有していると思われる。 なお、堕狂シリーズは結構ハードな調教プレイを売りにしているのでゆかりんの賢者としてのプライドを失っていく様や行き過ぎたアヘっぷりを見たくない罪袋は要注意。 【あらすじ】 こーりんのメス奴隷もとい奉仕マーダーとして暗躍。 手始めにSEエックスの「BBAじゃねーか!!」発言にキレてTNTNを折る。 続いて同じ世界線の仲間だと思い込み油断した霊夢を殺害するも、合流直後にこーりんから霊夢も手に入れたかったらしく、自分が狙っている女は手を出すなと釘を刺される。 そして配下の藍をうまく言いくるめて拉致し、こーりんハーレム入りさせる。 後半はスキマの力でバルバトスの内部に侵入し、火星組の三日月を暗殺。 だが運悪くアホだがその手の相手にはむちゃくちゃ強いアクアと相対。 ボッコボコにされて浄化される寸前に藍に庇われて事なきを得る。 その際に正気に戻った藍が紫を説得しようとするが、状況の悪さとご主人の身を案じた紫が撤退する。 その頃には今まで対主催から恨みを買いすぎたツケかこーりんの周囲には多数の敵対者による包囲網が敷かれており、彼を逃がすために調教仲間を捨て駒にしてまでスキマで霖之助と共に逃げる。 しかし能力の使いすぎでスタミナ切れになったところを、こーりんにあっさり切り捨てられてしまう。 そして消耗しきったところをMに引導を渡される。 死の直前に今度こそ正気に戻り、絶望の中で死んでいく紫。 その絶望は奉仕対象がいなくなった事に対する絶望か、正気に返ってからの「傀儡奴隷にされて悪行三昧していた自分」に対する絶望か…… 上記のとおり、こーりんの手足としてかなりの人数を屠った。 余談だが、本ロワのもう一つの世界線であるオールリピ2では、こーりんへの復讐心に走るあまり他の全てを犠牲にしてでも復讐を優先する悪鬼と化してしまった。 妖力補充の為にしんのすけ(アニロワ2)を騙して食い殺したところは妄想ロワ屈指のトラウマと呼ばれている。 【本ロワの動向】 登場話にてこーりんへの復讐の為に対主催と組むことを選択する。 対主催として行動をする理由は見せしめとして火星が滅ぼされる際、幻想郷が滅ぼされるのを恐れ、混沌3の主催を超えた並々ならない悪意(キアラ)を肌で感じた、その驚異から幻想郷を守るためである。 また、こーりんの手足として悪行三昧を繰り返していた自分に嫌気がさしており、その償いの意味もあった。 こーりんへの復讐こそ望んでいるが、オールリピ2との違いは「裏切られたことへの怒り」であるのに対し「こーりん如きの奴隷になった自分への不甲斐なさへの怒り」が勝ったことである。 あの男を殺すと同時に幻想郷を守らねば、殺してしまった霊夢や藍に申し訳が立たないと彼女は思ったのである。 一先ず浜辺を探索し、協力が取れそうな魔理沙を探す。 ところが紫はあまりにもフラグを立てすぎていた。 パツ金、巨乳、美人、海辺が近いという「お約束」があると奴は必ず現れる。 古代の超巨大鮫メガシャークだ! 突如現れたメガシャークに紫は弾幕を放つがまったく効かず、スキマを使って退避しようとするも僅かな判断の遅れから鮫に噛み砕かれる結果となってしまう。 紫(嫌だ……私を汚した森近を殺すまでは死ねない……私の怨みは――) 幻想郷の賢者であるスキマ妖怪・八雲紫は復讐を実行できることもできないまま無念の登場話退場を迎えた。 しかし、紫の妖力を取り込んだことでメガシャークはメガ・スキマ・シャークに進化。 その後、参加者を自分の都合の良いメス奴隷にすべく単身動いていたこーりんの前に突如スキマから現れたメガ・シャークが現れ、拷問じみた嬲り殺しを行った。 地の文では解説されなかったが、ただ獲物を食うだけの本能で動いているメガシャークが獲物を嬲って殺すのはおかしいとされる。 これについては紫の残留思念が体内に残っていて一瞬でも操ったのではないかと読み手からは考察されている。 なお、生還した魔理沙のエピローグにで、彼女から事のあらましを聞いた紫(世界線の違う別人である)は神妙な顔で、ロワに参加させられた方の淫欲にかまけた自分と霖之助は"誰か"が欲望のはけ口とするために在りかたをその"誰か"に歪められたなれの果てなんじゃないかと推測を立てていた。 かなりメタな話になるが、はっきり言って正解である。 幻想郷の乙女を穢したいという罪袋の欲望がある限り、同人誌という名の別世界線で少女たちの犠牲は増えていく。 それはサメ映画において底知れない食欲を持つ鮫に喰われるエサ役の登場人物たちの如く……
https://w.atwiki.jp/yara100/pages/55.html
レパラールとは、エトリア王国の港町である。 何重もの円形城壁が取り巻いている別名「年輪都市」。 捕鯨をはじめとした漁業と貿易で栄え、防衛のための雇用を見込んで傭兵の流入も盛ん。 要衝のため、エトリア軍が駐留している。 外延部のスラムは闇組織バロックワークス商会が牛耳っており、市制や軍にも影響を及ぼしている。 1003年当時、シスターヨランダによる運命神ロウルを祀る修道院がある。 1000年現在、ガルガンティア帝国が同都市の占領をもくろんでいる。 1001年現在、増加する難民に苦慮しており、食糧が高騰している。 1003年、ホープ砦の森近霖之助と兵頭真介が渉外交渉のため訪問。 レパラールの人物一覧 我愛羅 川村ヒデオ リカルド シスターヨランダ サー・クロコダイル クロエ 交換レート 1003年 食糧1 資材1.5 食糧1 資金2 魔獣ニゲイターの首込みで食糧3を資材3資金3と交換 コメント 名前 コメントログ 地理